世に問う!言わずにはいられない
何かと住み難い、住み辛い世の中になってきているように思える昨今、右にも左にも決して属することなく、中立・中道をよしとして、敢えていうならば弱者の味方に立って私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。
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148.右寄りのアゲンスト 2013年2月22日
短歌は三十一文字(みそひともじ)に集約された詩である。
私はその詩情豊かな三十一文字に、心の拠り所や日々の糧を見出し、四季折々の風情や情景を観るがまま感ずるがまま素直に詠み、写真とともに一つの作品として収める(フォト短歌)ことをライフワークの一つとして作りためてきた。
しかしながら単体でみる短歌はあまりにも拙く、一から勉強し直すべきとの反省により、昨年の暮れ、地元のとある短歌結社の門を叩くこととなった。

入会して間もなく、1年分の詠歌や随筆を冊子に纏めるとのことで、「あんたも出してみないか」とのお誘いを頂戴し、締め切り間近であったことから、急遽、今まで作り置きしていた短歌を20首、それと以前ブログに掲載していた600字程度の随筆文を合せて提出することになった。
その同人誌が、先日の短歌勉強会の折りに手渡され、早速先輩方の詠草や随筆文に目をとおしてみた。

勿論勉強になったことは言うまでもないが、昨年暮れの総選挙以来、右傾化に向かって進もうとしている日本の将来を、案ずる短歌やエッセイが非常に目につき、改めて考えさせられた。
尖閣、竹島、北方四島などの領土問題、或いは近隣国の将軍様でお馴染みの彼の国での核実験などなど。

先輩方は直に戦争を体験し、その悲惨さや酷さを肌で知っている方たちばかりである。

私のような戦争を知らぬ世代の人たちは、テレビや新聞などをとおしてある程度の情報を得てはいる。
しかしながら当然その映像や音声にはフィルターがかけられ、オブラートに包まれた状態で伝わってくる為、実際の酷さや悲惨さによる切迫感や絶望感といったものが、現実として理解出来るものではない。
また、戦争映画などでリアルな戦闘シーンを観たとしても、所詮作りものであり心の深部まで伝わってくるものではない。

今後の日本をどんな方向に導こうとするかは、国政を司る政治家の考え方如何にかかわってくるのだろうが、その先頭に立つ政治家自身、戦争の経験がない。
「万が一、敵国が攻めらてきたらどうすんだ」「同盟国にばかり頼りっぱなしでいいのか」との、ある意味正論と思しき声が聞こえてくる。

しかしながら日本の更なる軍備増強はその同盟国にとっても脅威となる筈だ。ましてや日本は世界で唯一の被曝国であり、悲惨で酷い体験をした傷痍国である。
それが故に、日本は他の国とは違う特別な敗戦国であり戦災国である。

「どんなことがあろうと、何が何でも武力行使だけは避ける」といった強い意志と大義名分が、対外的にも十分に成立するのではないだろうか。

集団的自衛権をめぐる憲法9条の改正や自衛隊の呼称変更など、戦争の惨さを肌で知る諸先輩方から、右傾化を懸念する声が聞こえてくるのも至極当然かもしれない。


第二次世界大戦(昭和のカラー映像)他の14編映像>>

軍隊として、軍備増強に拍車をかけ、そこにナショナリズムが加わることにより、領土問題などの軋轢の度毎に、武力衝突の可能性や度合いが高まってくるのではないだろうか。

自国防衛のあり方について、「戦争は絶対に避けるべきだ」ということの大前提の下で、議論を交わし、進めるべきであって、「やるべきか、やらざるべきか」の議論からスタートするものであっては決してならない。
そして、非武力・非暴力ありきの議論に油を注ぎ、政治を進めてもらいたいと私は願っている。

震災などの自然災害や金融危機などの経済不況を除く戦後約60年間、戦禍に晒されることなく平穏無事に過ごしてきた現行の条文や制度を、
「時代の所為や、起草が他国だから」などとの短絡的理由にともなう改正は、尚更慎重であって然るべきではないだろうか。
私も含め、有権者の大半が戦後生まれとなる。

約5ヶ月後の今年7月の第23回参議院議員通常選挙には、前述した問題もじっくりと検討し熟慮した上で、投票所に向けて足を運び、
崇高で高潔なる一票を投じてほしいと思う。



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