世に問う!言わずにはいられない
何かと住み難い、住み辛い世の中になってきているように思える昨今、右にも左にも決して属することなく、中立・中道をよしとして、敢えていうならば弱者の味方に立って私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。
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162.仮設住宅での健康管理に 2013年10月5日
昨日の午後2時より、秋晴れのもと、大船渡市末崎地区(山岸団地)の仮設のペタンク広場で、ペタンク道具の贈呈式が行われた。
贈呈式は、岩手の大将こと高橋静雄(さん食亭株式会社パークシーエム代表取締役社長 68才)さんが、ご自身の入院を機に、健康であることの大切さを改めて痛感され、健康であるためには適度な運動が必要との認識からの配慮だった。

今年2月、高橋社長が約2ヶ月間の入院の折り、場所の狭い仮設で、不自由な生活に強いられている被災者の方々が、少しでも健康的な生活を送るためには何が必要か、色々考えを巡らせたところやはり適度な運動が必要だとの結論を出した。
狭い場所を利用し、しかも普段着のままでも手軽にできるスポーツは何かと思案したところ、前職だった北上市役所都市計画課在職当時、河川敷公園などの設計を手がけた折り、ペタンクの競技会場も含まれていた。

そのことから「ペタンクがいいのでは」との発想から、高橋社長が発起人となり、「あなたの1個のボールからペタンクで健康つくり隊」をスローガンに掲げ、ペタンクの道具を募った。
その結果、ペタンク協会や善意の人々から届けられたものと、ご自身が用意された道具を持参し、末崎地区マネージャーの新沼さんや村山支援員の配慮により、昨日の贈呈式を迎えることができたのだった。

高橋社長は、東日本大震災以後、内陸部の北上市から片道7・80kmの道のりを、
3日に1度は沿岸部の被災地を訪れ、多大な支援を続けておられた。
震災から2年と7ヶ月が過ぎようとしている今でも、被災者、犠牲者への惻隠の情から、奉仕の精神が慈愛の心となって今猶深く持っておられることに、今更ながら敬服の念を深め、驚きとともに、只々頭が下がる思いである。


       岩手日日新聞社 10月5日掲載

贈呈式の後には、前出の新沼さんや村山支援員の指導のもと、ペタンク広場に集まられた仮設住宅の方々が、和気あいあいとペタンクに親しんでおられた。
皆さんの屈託のない笑顔と、心底から出る笑い声が絶えなかったことが、実に印象的だった。
私も鉄は鉄でも円形のバーベルに親しんでいるが、皆さんの実に楽しそうな表情を見るにつけ、今後は円形から球形の鉄球に持ち替えようかと、真剣に思った次第である。

現在50個のペタンクが寄贈されてはいるが、各仮設間での持ち運びが余儀なくされ、練習の際は交互に使用しなければならないとのことだ。今後は仮設間での交流試合を検討しているとのことで、目指すは10チーム分の120個が必要とのこと。
その為にはあと70個ほど足りない。
是非とも、その趣旨をご理解頂き、ご支援ご協力を賜りたい。


  
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