世に問う!言わずにはいられない
何かと住み難い、住み辛い世の中になってきているように思える昨今、右にも左にも決して属することなく、中立・中道をよしとして、敢えていうならば弱者の味方に立って私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。
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165.チームがひとつになった! 2013年11月5日
東北楽天ゴールデンイーグルスが念願の日本一の座に輝いた。
楽天関係者や地元仙台市民はもとより、仮設住宅に住まわれておられる方々が、目頭を熱くして喜んでおられる姿を観て、スポーツが持つ影響力、野球の底力を改めて知らされた思いがする。
日頃、野球観戦を楽しみにしているでもないご年配の女性が、「試合終了までずっと観ていた」と涙ながらにインタビューに答えていた。またあるご高齢の男性は、「本当に励まされた、大きな力をもらったよ」と目頭を押さえながら答えていた。

仮設住宅からの生の声が、画面を通して伝わってきたが、落差のあるフォークボールで三振を奪った田中将大投手の最後の一球、その瞬間、東北全体の心がひとつになった。
そして「前向き」の原動力となる勇気と、「気持ち」を貰ったのではないだろうか。

昨今、春・夏の高校球児らによる甲子園大会では、菊池雄星投手や大谷翔平選手らの活躍が顕著だった花巻東高等学校(岩手)を筆頭に、東北勢の活躍が目立つようになったが、これも仙台に拠点を置く東北楽天ゴールデンイーグルスの活躍が大きいと私は思っている。
西高東低と云われた時代は、もう過去の話となった。

東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一に輝いた背景には、24連勝の田中将大投手を始め、則本投手などの若手の踏ん張り、そしてなんといっても地元仙台出身であり、日本人メジャー最高球速となる約159km/hを誇る斎藤隆投手らによる投手陣の活躍はもとより、松井稼頭央選手や日本プロ野球選手会会長のキャッチャー嶋基宏選手、そして大物外人ジョーンズ選手やマギー選手らを中心とする打撃陣も実に素晴らしかった。

特に赤見内銀次選手(岩手県普代村出身)の日本シリーズ5打点の活躍は見事だった。
9年前の設立当初は、勝率2割8分1厘、首位とのゲーム差は51.5ゲームなど、2リーグ制以降の新球団の初年度成績としては過去最低となる勝率を記録するなど、悲惨な状況だった。
不甲斐なさを通り越して不憫とさえ思ったものだが、よくぞここまで強くなったものだ。
選手一人ひとりの能力はさる事ながら、選手一丸となり、一致団結する統率力は良き指導者の下で生まれる。

そういう意味では星野監督の存在は紛れもなく大きいが、その土台を築き上げたのは野村元監督や田尾元監督の貢献があってのものだと言うことを、決して忘れてはならない。



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