世に問う!言わずにはいられない
何かと住み難い、住み辛い世の中になってきているように思える昨今、右にも左にも決して属することなく、中立・中道をよしとして、敢えていうならば弱者の味方に立って私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。
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170.原発さえなかったら! 2014年1月20日
「原発さえなかったらこんな生活しなくて済んだのに」と、ある番組の取材に応じた福島原発で被害を被ったご年配の方が、涙ながらに訴えていたのが今でも脳裏から離れない。震災から間もなく3年目を迎えようとしている。
原発で避難した被災者の方々が、一人去り、二人去りと避難所からアパートや老人ホームへと居を移していく。
避難所にあった「小さなふるさと」を去り、孤独という侘しい二文字と対峙する生活を余儀なくされ、全国に散らばった被災者の方々が、痛恨の念を抱えながら、孤独と向き合い、そして今猶苛まれているのではないだろうか。
そんな、あまりにも悲しい、切ない状況をもたらした原発の行く末を、占うであろう都知事選が始まろうとしている。

「エネルギー問題は国の問題だ」「脱原発運動に選挙を利用するのは筋違いだ」「センチメントだ」との愚昧な声が声高に聞こえてくる。
しかしながら、先ず地方から、各自治体から声を上げ、発信していかなければ国自体が正しい方向へは進まないではないだろうか。
ましてや日本の中心である東京都は、GDPで言えばメキシコや韓国(2010年内閣府資料)といった国家を凌ぐ経済規模を誇り、世界に冠たる大都市である。影響力はとてつもなく大きい。


国の存亡に関わるといっても過言でない原発問題を、都民の良識ある有権者はどう捉えているのだろうか。
福祉の問題や若年者の雇用対策、介護施設の整備の充実、首都直下地震などの大災害への対策、オリンピックの問題など、山積する問題は当然ながらあたり前の課題であり、選挙の争点にはなり難い。
国の世論を二分する程の原発問題を争点とすることは、東京都民ならずとも、日本国民の一人として非常に興味深い今回の選挙である。

原発被害「避難者の真実」


私見で恐縮だが、細川護煕さんや小泉さん、或いは宇都宮健児さんが発信しているとおり、原発処理に於いて、最終処分施設や廃炉処理の方法が、明らかに確立されておらず、100%のコントロールが可能でない限り即時廃止すべきとの意見は、正しく正論と言えるだろう。
正しい方向性を示すものだと私も思っている。
ただ、現実を直視するならば、ある一定の期限(極力早目)を設け、廃炉に向かうべきではないだろうか。
その方が現実的であろうと思う。

また一方で、国はエネルギー問題の解消の為に、バイオマス燃料の活用や風力、太陽光などの自然エネルギー、再生可能なクリーンエネルギーの生産、構築に積極的な支援を施すことが肝要だ。
もし、全て廃炉、原発ゼロにすることが今後の科学技術の進歩を妨げることになる。また、地球温暖化に必要不可欠なエネルギーだと言うのならば、原発の廃炉処理を含めた完全掌握、完全制御の実現が完璧に可能になるまで、もし万が一事故が起きても、国民に支障がない宇宙や、何処かの無人島にでも施設を造り、そこで徹底的に研究する。
「100%コントロールが可能にならない限りは絶対に世には出さない」といった対策を講ずるべきだ。そして、そのことは如何なる理由があろうとも厳守すべきである。

今迄の原発推進は、ごく一部の原発利権に関わる者たちの為の、「早計すぎる判断による稼働だった」と言わざるを得ない。
同じ轍だけは絶対に踏んでほしくない。このことはシェールガスにも言えることだ・・・。



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