世に問う!言わずにはいられない
何かと住み難い、住み辛い世の中になってきているように思える昨今、右にも左にも決して属することなく、中立・中道をよしとして、敢えていうならば弱者の味方に立って私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。
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179.69年目の今日 2014年8月6日
広島原爆投下から、今日で69年目を迎えた。
先日あるTV番組で、原爆の恐ろしさや酷さを後世に語り継ぐ為、広島平和記念資料館スタッフによる遺品集めの様子が映っていた。
原爆の恐ろしさを、生で知る生存者は既に80歳を超え、実体験を話す語り部の方たちも何れはいなくなるだろう。そうなれば、実際に原爆の恐ろしさ、凄絶さを後世に伝えうるものと言えば、原爆遺品以外にないのである。 
喉元過ぎればなんとやらで、つい3年ほど前に起きた東日本大震災ですら、一部では忘れさられようとしたり、何事もなかったかのように扱う政治家もいるようだ。

被災を教訓として、災害遺構として後世に残し、都度、災禍や戦禍の悲惨さを再確認する必要があるのではないだろうか。
その為にも、実体験による実話を耳にしたり、原爆遺品を観たり、或いは実際に触れてみたりすることが、「何よりも説得力がある」というものだ。

「歴史は繰り返される」と云うが、繰り返さぬよう努力し、務め、そして同じ過ちを犯さぬようにする事こそが、理性を持つ我々人間の務めであり、使命であるのではないだろうか。
家族の愛や、未来への夢を一瞬にして奪った原爆を、投下したB29爆撃機「エノラ・ゲイ」の最後の生存者が先日亡くなったとのこと。
アメリカでは、原爆の投下が戦争の終結を早めたとして、エノラ・ゲイ搭乗者12名が英雄視されている。

当時、広島には約35万人の市民がおり、原爆投下後約半年の間に約40%の市民が亡くなった。なかでも、武器を持たない子供や女性、老人がかなりの数に上る。
正しく、無差別殺戮が行なわれたのだ。
これをもって英雄とは如何なものかと思うが、それが戦争であり、現実というものだろう。

マレーシア航空の墜落事故をもたらしたとされるウクライナでの紛争。
また、パレスチナ自治区ガザでは、イスラエルと組織ハマスとの武力衝突によって、多くの罪のない子供たちが犠牲となっている。
新たな情報では、3日間(72時間)の停戦に入ったと報じられている。
暫しの間、数日間のみの停戦があるようだが、何故もっと長く、いや、終戦に持ち込めないのかと、歯がゆくなるばかりだ。

家族や身内が犠牲になればなる程、憎しみを生み、知人や国民が犠牲になればなる程、遺恨を残す。
殺戮が殺戮を生み、無差別による多くの市民らが犠牲になるのは自明の理である。是が非でも避けなければ……。



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