世に問う!言わずにはいられない
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211.スパコンの是非 2015年11月29日
先の閣僚人事で、与党議員の中では貴重な脱原発論者で期待の人物が、国家公安委員長・行政改革担当相に就任し、事業仕分けで一瞬だが注目を集めた。
その後フランスのテロなどによって注目が薄れたが、その後事業仕分けはどうなっているのだろうか?
嘗て民主党政権下で、2009年の事業仕分けでは「2位じゃダメなの」との直言が話題となったスーパーコンピューター(以後はスパコンと記載)だが、現在の自公民政権下でも、河野太郎大臣が「1位が1台」と「2位が10台」ではどちらが有効なのかと文科省を批判していた。

そのスパコン「京」も現在世界第4位と苦杯をなめているが、1100億円余をかけて開発され、その費用に見合っているや否やが問われている。
ただ、現に、医療の分野を初め、身体の臓器の動きを再現し、ウイルスの詳しい構造を明らかにできる複雑な計算が可能になるなど、少しづつではあるがその成果が現れているようだ。

確かに、今現在は未だ税金投入に見合った成果はないのかも知れないが、将来的には未知なる可能性を十二分に秘めていることぐらいは馬や鹿でも理解できる筈だ。
今後その「京」を凌ぐプロセッサーが開発され、超スーパーコンピューターが開発されるのは明らかだが、そうなるためには環境の整備や投資が必要となる。

スパコン、つまりその構造的頭脳をインフラとして例えるならば、そのインフラを整備することによって更に優れたCPUが開発され、その用途が無尽蔵に広がり、更なる波及効果が生まれ、無限に進化し、限りなく広がっていく。云わばスパコンは仮想と現実を結ぶインフラそのものであり、「予算に見合う効果云々」を論ずる程度の単純で低レベルな代物ではない。
人間の生死、運命、将来に多大な影響を及ぼし、無限の可能性を秘める未知なる分野である。

スパコンを1本の柿の木に例えるならば、スパコンは幹、その幹から大地の養分や水分が供給され、枝葉が茂る。春にはライトグリーンの新緑に包まれ、秋になればYellowish brownの甘い果実が実る。
その為にも一番重要なのは、風倒や枝折れなどを防止し、必要な養分や水分を吸収する根っこが重要なのだ。つまり、スパコンにとっての根っこは国であり企業なのだ。
国や企業がスポンサーとなり、養分や水を送ることによって幹は太く頑丈となり、多くの果実を実らせることが可能となる。その為の先行投資なのだ。

夢や希望を頭ごなしに押さえるのではなく、希望の光を灯すような事業仕分けであってもらいたい。今年は高温盛夏の為か果実などの生り物が多かったが、夏はやはりほどほどに暑い方がいい。




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