世に問う!言わずにはいられない
何かと住み難い、住み辛い世の中になってきているように思える昨今、右にも左にも決して属することなく、中立・中道をよしとして、敢えていうならば弱者の味方に立って私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。
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240.魑魅魍魎一触即発 2017年4月26日
物騒な世の中になってきたものだ。昔も物騒な時代はあったろうが、その内容、質が異なる。
先日来日したペンス米副大統領の記者会見では、「北朝鮮に示してきた戦略的忍耐の時代は終わった」と豪語していた。
つまり日本の近郊で武力衝突が避けられない状況になりつつある。威嚇程度で事が済むことをただただ祈るばかりだが、軍事力の誇示と軍事産業による経済的活性化を目論む超軍事大国アメリカにとっては、北朝鮮の挑発は、またとないチャンスであり、格好の標的のように思えてしかたがない。
忍耐の時代は終わったとして、軍事的な圧力を加えることによって、アメリカの同盟国である我が国が、核の標的になってもなんらおかしくはない。

確かに、北朝鮮の若きリーダーは、暴走する危険性をおおいにはらんでいる。
日本国内では核シェルターへの感心が一気に高まっているとのことだが、絶対に、広島や長崎が経験した悲劇を繰り返してはならない。

北朝鮮の若きリーダーは、話の分かる人物ではないのかもしれない。しかしながら、それ程馬鹿ではあるまい。
虚勢を張り、国民に威厳を示したいだけなのかもしれない。
彼の論理、戦争の歴史的認識では、唯一の被爆国日本とアメリカを例にとって、片方が核保有国でなければ起こり得るが、核保有国同士は戦争にならない、と指摘している。

確かにその理論は正しいのかもしれない。しかしながら、アメリカの大統領が替わったことによって、緊張感は高まり、危険性が更に高まったことは確かである。
アメリカは北朝鮮に対して、ならず者国家として非難しているが、ならず者自らが云うから更にややこしくなるのだ。

先日の19日、宮城県大崎市で、ミサイルが当地域に着弾する可能性があるとして防災行政無線で誤った情報が流れた。
Jアラートと連携時の動作確認の為の試験放送だったとのことだが、そのことからも危機感はかなり高まっていると感じる。
国内全体が戦々恐々としている。

一部の強硬派は先制攻撃により、「先に叩くべきだ」などとの強行意見もあるようだが、先日の「羽鳥慎一のモーニングショー」のコメンテーター玉川徹氏が唱えた「政治は国民を飢えさせないことと、戦争に巻き込ませないことの2つが大事」とのコメントに対して、それを観ていた父は「玉川氏はよく分かっているな」と呟いていたが、私も同感である。
オバマ氏が唱えた戦略的忍耐はいついかなる時も必要であり、忍耐を持って対話による解決策を講ずることこそが、功徳であり、倫理的にも道徳的にも正しい行いであると私は確信している。

昨日、復興大臣が辞任する意向を固めたとのニュースが流れた。
「福島の復興はマラソンにたとえると30キロ地点・・・」、福島県などからの自主避難者については「自己責任・・・」挙句の果てには、大震災は「まだ東北だったから良かった・・・」
などとの一連の暴言、とても失言とは云い難い故意的な発言、無神経で許し難い言動には腸が煮えくり返る思いがする。


会場に居合わせた安倍総理が詫びを入れる(言葉だけでは困るが)一幕もあるなど、まったくもってお粗末極まりない。
如何にも今の政治家を象徴するかのように、体を露わにした。
近頃の議員先生様方は、偏差値偏重主義の弊害か、狭量でしかも視野の狭い人材が多いように思えてならない。

「昔の保守本流の政治家は清廉にして潔白であり、国家の安寧秩序の実現を本分とする気骨ある人物が多かったものだ・・・」と父が嘆いていたが、「まったくだなぁ〜」と私も共感を覚えた次第である。

歪で、おかしな方向に進みそうな懸念を抱かずにはいられない昨今の国政のあり方に、とある新聞社の記者で、気骨ある高校らいの友人に、「政界に打って出て、まともな方向に導いて欲しい」と提唱したところ、「今の政治家には全くもって魅力を感じない」「威厳もなければ尊厳もない」と嘆いていたが、然もありなん。
我々選ぶ側にも、如何ともし難い問題がありそうだが・・・。



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