世に問う!言わずにはいられない
何かと住み難い、住み辛い世の中になってきているように思える昨今、右にも左にも決して属することなく、中立・中道をよしとして、敢えていうならば弱者の味方に立って私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。
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269.不戦ありき 2019年8月20日
終戦から74年回目の夏が終わった。
今は亡き後藤田正晴翁(元内閣官房長官)や野中廣務翁(元自民党幹事長)と云った政界の重鎮は、「何故政治家になったのか?」の問いに、「二度と戦争をおこさせない為だ」と即答したそうだ。
今の政治家に、不戦の強い意志や信念を持ち、済世心や道義心を備えた高潔な人物がはたして何人いるだろうか。
政治家の務めはまず第一に、国民の生命を守ることにある。

即ち、戦争をやらぬ「不戦ありき」を、大前提として念頭に置かなければならない。
徹頭徹尾「不戦」を意識し、その為には何を、どうすべきかに注意を払いながら外交交渉に臨むことが重要である。
新時代令和を背負う政治家の殆どが、戦争の怖さ、恐ろしさを知らない戦後生まれであり、政治を単なる生業としか考えていないように思えてならない。

第二次世界大戦の終戦から8年後の1953年8月10日、「ひろしま」と云う貴重な映画が完成した。
ドキュメンタリー映画と云っていい。

製作には平和を願う約9万人もの広島市民が撮影に協力し、全国の教師ら5万人の出資で製作されたと云う。
しかしながら検閲にあたり、興行されずに、知る人ぞ知る幻の名画として、一般にはその存在すら知られていなかった。
戦後70有余年、元号が変わり、漸く国民の目に触れるようになった今。原爆の酷さ、恐ろしさを後世に伝え、語り継ぐことは極めて大事なことである。

今現在、宗教対立の縺れから、両国とも核を保有するインドとパキスタンが互いに核攻撃をちらつかせるなど、緊迫した状態にあるようだ。
そんな状況や意味あいからも、このような貴重な映像をどんどん世界に発信し、紹介してもらいたい。
それが唯一の被爆国、日本としての責任であり、責務ではないだろうか。




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