世に問う!言わずにはいられない
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117.許され難し復興大臣発言 2011年7月5日
「知恵を出さないところに金は出さんぞ」
「県自体で漁港再編問題のコンセンサスを得ろよ! さもなくば我々は何もしないぞ」
などなど、上から目線、命令調の高圧的な態度で、連日連夜浸食も忘れ、ひたすら復興に向け、激務に追われながらも心血を注いでいる被災地の知事らに対し、とても許し難い言動を発した大臣がいた。

この大臣、「民主党も自民党も公明党も嫌いだ」などと、就任後僅か1週間で2回も不適切発言があったと指摘されている。
宮城県の村井知事に対しては、出迎えが無かった事を槍玉に挙げ、長幼の序を弁えるようにと示唆したが、孟子が唱えた「長幼の序」とは、年下の者が年上の者を敬い、年上の者は年下の者を慈しむというのが本来の意味。

大臣の発言の中には、その年下を慈しむ気持ちが一切感じとる事は出来なかった。
確かに、お客さんを待たせる事(特に目上の人に対して)は、長幼の序に反する行為だと言わざるを得ない。

しかしながら前述したように、被災地の長ともなれば想像を絶する程の激務に追われている筈である。
いちいち客人の対応に追われていては、大切な職務の遂行は疎かになるであろうし、対面する直前まで、国に対しての要望や陳述を纏めていたに違いない。

本来の意味である「年下を慈しむ心」があるのであれば、このような言動や愚行には出なかったのではないだろうか。
また、東北の慣習として、お客さんを先に応接室に案内する事は、何ら失礼にあたるものではないと私は思っている。
冬の寒い時期は特に、外で待たせる事など失礼にあたる。

そんな些細な対応を云々するよりも、寧ろ、国政の不甲斐なさによって、復旧、復興の遅延を招いた責任を陳謝するのが先ではないだろうか。
復興大臣として、復興の為の責任者である以上、本来は大臣自らが先頭に立ち、知恵を出して、コンセンサスを得るべきではないだろうか。


我々被災地、被災者を馬鹿にした言動でると言わざるを得ない。
その大臣も、自ら招いた愚行の責任を取る為、今朝、総理に辞表を提出したとの事だが、
それは当然の結果と言えるが、本来であれば、任命権者である総理が最終的責任を負うべき問題だと思っている。


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