世に問う!言わずにはいられない
何かと住み難い、住み辛い世の中になってきている様に思える昨今、私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。人それぞれ意見や考えも違いますが、「こういう考え方もあるんだな〜」と、ご理解頂ければ幸いです。
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73.奉仕の心!  2010年3月8日
私が営んでいるトレーニングジムのメンバーの一人から、素晴らしい話を聞いたのでこの「世に問う」のコーナーでも是非ご紹介したい。
彼の義理の祖母の話である。そのお祖母さんの住まいは岩手県西和賀町湯田。今では駅員の居ない無人駅となった、近くの「ゆだ錦秋湖駅」に、毎日のように足繁く通っては掃除をしているのだという。
以前どこかのニュースで、駅舎の屋根を無償で手直ししているご老人の姿が映っていた。

やはりそこも無人の駅だったように記憶している。その老人は元ペンキ屋さんの職人だったことから、剥げかかっている屋根を、見るに見かねて修理をかってでたとのことだった。
高齢の身でありながら、 高い屋根に上って「危ないな」と思いながらもそのニュースに見入ったものだった。

車を走らせていると、常識の無い連中によって投げ捨てられたゴミや空き缶を、散歩の途中だろうか、左手にビニール袋を持ち、右手には「墨はさみ」を持ちながらゴミを拾っている姿を時折見かける 。
私も、それを見習って早朝イヌの散歩を兼ねてゴミ拾いをやったものだが、なかなか続けられるものではなかった。
継続するというのは本当に難しい。


前でのお祖母さんもそうだが、「奉仕の精神」を持って毎日のように続けている、というのは並大抵のことではないだろう。
それも無償のボランティアである。
ある日、たまたま駅の点検に来ていた隣の駅長が、是非お礼をしたいと申し出たそうだ。ところが、そのお祖母さんはあっさりと断ったそうだ。


「私はお金が欲しくてやっているのではありませんよ」「毎日この駅を利用している学生さんや、サラリーマンが気持ちよく学校や仕事場に行けるように」ただそう思ってやっているだけだと言って、頑としてお礼を受け取ろうとはしなかったそうだ。

世間では、お金のためにのみ行動する人が多い中、本当に頭が下がる思いである。
そのお祖母さんも病には勝てず、今現在病床に臥せっているとのことだが、たとえ天に召されようとも、生前の善の行為、奉仕の精神は脈々と受け継がれ、あの世に逝ったとしても、或いは、仏教の教えである「転生輪廻」として、キリスト教でいう「復活」として、因果の法則に従い、徳の心を持った善人として再びこの世に現れるのではないだろうか。


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