世に問う!言わずにはいられない
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72.理想の循環型農法  2010年3月5日
高齢化、後継者不足、米価格の低迷などによる離農が進む昨今、独自のヒロソヒーを持って夢に向かって着々と歩を進めている人物がいる。
岩手県北上市で、農家レストラン「さん食亭」、産直センター「こけめ農園」、パークシーエム等のオーナー高橋静雄さんその人である。
高橋さんは13haもの広大な敷地内に、桃、プルーン、リンゴや梨などの果樹栽培。ニンジン、白菜、大根など数十種類もの野菜の栽培。南部地鶏や小ヤギなどの家畜を飼い、その鶏糞などを利用した有機栽培を採り入れ、収穫したばかりの新鮮で安全な野菜を、敷地内にある農家レストラン「さん食亭」の料理として提供している。

また、同じく敷地内にある産直センター「こけめ農園」では、直ぐ近くの畑や果樹園から採り立て、もぎたての新鮮な野菜や果物が所狭しと並んでいる。正しく究極の循環型農法の手本がそこにはあるのである。

高橋さんが掲げる食生活に対する理想の流通のあり方や経営という観点から、6次産業という言い方をされている。
1次産業とは生産(農業)、2次産業は加工、3次産業とはサービス(食堂やレストラン)のことをいい、それらを合計して「6次産業」という表現をしている。
これまでのように、農家はただ栽培するだけではなく、直接販売も手がけ、更には加工も加え、さん食亭のように料理としてのサービスも提供するといった「総合的な産業として捉える必要がある」とおっしゃっている。

現在の日本の農業は、生産することのみに執着しているから、なかなか上手くいかないのであって、「脳をもって農を制す」自ら生産したものを加工し、お客さんにサービスをも提供できるような態勢を作っていかなければ、「今後の日本の農業は益々厳しくなるのではないか」と実感込めて、遠くを見詰めながら、日本の農業を真剣に思い憂い、心配するその眼差しには優しさと希望を新たにする強い決意が、ひしひしと伝わってくるのであった。
フォト短歌「好き食事処」
3月3日には、高橋さんが経営する農家レストラン「さん食亭」が新装オープンしたばかり。
北上市内を東西に横断する国道107号線を東に向かい、北上川を渡ると丁度斜め左前方の高台に「さん食亭」がしっかりと見えてくる。
そのまま107号線を遠野方面に500mほど進むと、左側に「さん食亭」入り口と標してある大きな看板が目に止まる。

矢印の通り車を進めると右手には果樹園が一面に広がり、前方には産直センター「こけめ農園」と「釣具のつり吉」が見える。
その奥に、奥羽山脈のパノラマをバックに農家レストラン「さん食亭」がくっきりと確認できる。
50台はゆうに停められようか広い駐車場に車を停め、エントランスを抜けると、広い店内には、1.000円でお釣が来る999円のバイキンクの創作料理がずらりと並べられ、その奥は一面ガラス張りになっていて、目の前には奥羽山脈がくっきりと見渡せる。
眼下には北上市内の町並みがパノラマとなって広がっている。

形容のしようもないぐらい素晴らしい眺め、抜群の眺望である。その眺めを堪能するだけでも胸が一杯になるというのに、新鮮でしかも安全な野菜をふんだんに使ったシェフ自慢の創作料理、特製のカレーや、絶妙な甘味が残る冬越しの白菜が入った温かい蕎麦。それ以外には、十数種類もの手の込んだ料理や、スイーツ、ソフトドリンクを満腹になるまで堪能すると、また更に胸が一杯になる。
更には、私利私欲にとらわれず、「社会の為、皆さんが幸せになることによって自分も幸せになるんだ」と、おっしゃる高橋社長の人となりに触れれば触れるほど、また尚更に胸が一杯になるのである。勿論、お腹もだが!
「至極の幸福とはこの事をいうのだろうな」と、此処にくる度つくづくと思うのである。・・・

農家レストラン「さん食亭」アクセス>>

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