世に問う!言わずにはいられない
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159.一刻も早い核燃料集合体の移動を 2013年8月27日
福島原発の汚染水漏れについて、「国が前面に立って対処する」と現場確認から戻った茂木経産省大臣がインタビューに答えていた。
仰るとおり徹底的にやって頂かなければ困る。日本だけの問題にとどまらず、世界的な大問題である。

また、水素爆発で建屋に致命的な損傷を受けた状態で、使用済み核燃料集合体、未使用のものも含めて1500本以上が、現時点ではまだプールの底に形をとどめた状態でとどまってはいるようだが、壊滅的損壊を受けた建屋が、いつ来るかもわからない地震に見舞われたり、水素爆発で吹き飛んだプールの天井の対応には、白いプラスチックシートが被せられただけの粗末な一時凌ぎの状態らしいが、大型の台風や、昨年茨城県を襲った竜巻にでももし襲われたらひとたまりもないとの指摘がある。

また、その時の爆発の衝撃が原因か、燃料プールの補強壁が3.5pも膨らんでいるとのこと。
それに対して現場作業員によると、杜撰な補強工事による単なる応急処置だとの証言もある。
もし、そのプールに何らかの原因でクラックが入り、冷却水が漏れ出したら燃料棒は露出してしまう可能性がある。

専門家の話によると、このプールの中にはチェルノブイリの10倍以上、広島原爆で放出された5000倍以上のセシウムが含まれており、震災後のメルトダウンで漏れ出したセシュームの10倍の量が、大気中に一気に放出されることになる。もしそうなったらとんでもない事態になる。

風向きによっては、東京はおろか日本国土の殆どに人が住めない状況になるかもしれない。
今回の300dもの汚染水漏れは大変な問題だが、それ以上の、計り知れない悲劇的な状況になることは明白だ。


国が前面に立ってやると言った茂木大臣の発言は、非常に心強くは思うが、「何故もっと早くやらなかったのか」と言わざるを得ない。
政権を取り返して既に9ヶ月も経っているにもかかわらずだ。
先の参院選でも、与党の原発廃止は否定的に見えた。安倍総理による海外への原発のトップセールスなど、原発利用の終焉どころか寧ろ原発を推進する姿勢の下では云うべくもあるまい。

何れにしても、もはや東京電力の責任問題云々を言ってる場合ではない。
「待ったなし!」の状況だ。
早急に対策を練って、汚染水漏れを解消するとともに、1500本以上の核燃料集合体の一刻も早い安全な場所への避難を敢行してもらいたい。

『まず「隠れ」、次に「先延ばす」、そして「誰も責任を取らない」』といったこれまでの悪しき政治慣習と決別して、責任感と正義感を持って対処して頂きたいものだと、安倍総理をはじめ閣僚の皆様方に心よりお願いしたい。


                                     原発推進の自民党への小出裕章さん怒りのメッセージ>>



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