元小学校教諭のお袋が、今年の8月より年金が3万円程下がったとこぼしていた。更には消費税が上がり、何れは医療費負担も上がるとなればため息がもれるのは当然であろう。
政府は消費税を3%増やす代わりに、その穴埋めとして2%の景気対策を打ち出すとの方針を示しているが、問題は隅々まで行き届くかが問題だ。
特に高齢者などの弱者や、賃金がけっして高いとはいえない地方の中小企業労働者まで、しっかりと行き届くや否や、甚だ疑問である。
というよりも、景気対策と聞けば「けいき」はいいが、単なる国の借金の穴埋めや、景気対策のための増税ではキリがないのではないだろうか。
そんな場当たり的な政策では、将来の見通しはおろか、将来に対する不安を益々煽るばかりで、それがため、自己保身に走り、益々貯蓄に回そうとすることによって経済は活性化されないのではないだろうか。
これではいつまでたっても堂々巡りの政策、景気対策と言わざるを得ない。また、1万円や2万円程度の単なるばら撒きや現金での助成は、同じように消費よりも貯蓄に回そうとし、根本的な解決にはまったくといってならないのではないだろうか。
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斎藤貴男氏「消費税のカラクリをあばく」(1)
斎藤貴男氏「消費税のカラクリをあばく」(2)
斎藤貴男氏「消費税のカラクリをあばく」(3)
斎藤貴男氏「消費税のカラクリをあばく」(4)
斎藤貴男氏「消費税のカラクリをあばく」(5)
斎藤貴男氏「消費税のカラクリをあばく」(6)
斎藤貴男氏「消費税のカラクリをあばく」(7)
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