世に問う!言わずにはいられない
何かと住み難い、住み辛い世の中になってきているように思える昨今、右にも左にも決して属することなく、中立・中道をよしとして、敢えていうならば弱者の味方に立って私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。
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256.新エネルギー&強者の驕り 2018年9月1日
先日、国道4号線を盛岡方面に向かって北上すると、奥州市衣川の手前で変わった自転車が目に飛び込んできた。
自転車後方の黄色いドラム缶が印象的だった。
よく見ると放射能の注意喚起をする為の黒いマークと、原発反対の文字が見て取れた。東日本大震災の福島第一原発事故で、原発の即時廃止を心底から願い、発信したものだったが、最近は何事もなかったかのように静かである。
ひと頃は総理経験者が原発廃止を声高に呼びかけたが、それも何処にいったか全く聞こえてこなくなった。諦めてしまったのか。何故かマスコミもそのことに触れようともしなくなった。

自転車の後部に引きずっていた黄色いドラム缶が、やたらと新鮮に見えたが、一抹の不安と寂しさを感ぜずにはいられなかった。
処分地の決まらない核のゴミを、果たして何処に、どう処分するのであろうか。
「トイレなきマンション」とのことだが、それでは全くもってお話しにならない。一刻も早く、処分の具体的な方法、方向性を国民に示すべきだ。それが叶わないのであれば、全て廃炉にすべきではないだろうか。

「核廃棄物の再利用を目指す」とするプルサーマル計画など、核燃料サイクルは現実的でないことはこれまでの経過をみても判断できそうだ。これまでに排出された廃棄物は已む無しとしても、今後、危険極まりない核のゴミを増やさぬよう、早急なる対応を願うばかりである。

研究者や電力に係わる関係者など、原発推進派の意見を聞くと、強力なエナルギーとしての有効性の価値や、経済性云々ばかりを強調するが、そんなことよりも、安全性が一番重要である。「想定外だった」では絶対に許されるものではない。
今後の電力供給については、原発に換わる安全で地球温暖化にも好影響なクリーンエナルギーが必要となる。
そんな意味でも、東欧などの電力政策を見習い、再生可能なエネルギーの発展に向け、我々国民の安全を担保し、確保する必要性を強く政府に進言したい。

そんなことから、「自然エネルギーの利用」と云う観点からも、風力発電や水力発電、但し経費のかかる大掛かりな水力発電よりも、寧ろ小規模な水力発電を推奨したい。
ただ、残年なことに「トイレなきマンション」のキーワードでネット上を彷徨っていると、原発を肯定するサイトばかりが上位を占めているのが非常に気になる。検索エンジン搭載の大手ポータルサイトは、原発を肯定する側なのであろうか。

どこぞの大統領が、大手ポータルサイトを名指しで批判しているが、「当たらずと云えども遠からず」であろうか。
独善的でしかも自己保身が強い人物の肩を持つつもりは毛頭ないないが、その意見にだけは私も同感だ。
最近は特に、本来であれば上位に表示される筈の本命サイトが、検索画面から姿を消したり、検索順位を下げられるなどの不本意なネット検索が目に余って仕方がない。
独占、寡占による「強者の驕り」が、そうさせているように思えてならない。






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