世に問う!言わずにはいられない
何かと住み難い、住み辛い世の中になってきているように思える昨今、右にも左にも決して属することなく、中立・中道をよしとして、敢えていうならば弱者の味方に立って私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。
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294.救う心、救われる命「見返りを求めない優しさ」 2020年10月26日
普段はあまりテレビを見ないが、たまたまテレビのスイッチを入れたところ、ETV特集「サヘルの旅~傷(いた)みと生きるということ~」と云うドキュメンタリー番組が流れていた。
再放送のようだが、女優のサヘル・ローズさんが母国のイランやバングラデシュ、イラクなどを訪れ、人生の意味を求め、模索する旅の様子が描かれていた。
戦争で家族の命が奪われ、崩壊し、苦悩の日々を送らざるを得ない人たちの心の葛藤や、交流が描かれていた。
サヘルさん自身も幼少の頃、イラン・イラク戦争で家族が空爆の犠牲となり、サヘルさんひとりが戦禍を逃れることができたとのこと。当時4歳だったそうだ。

孤児となったサヘルさんは孤児院に引き取られ、辛い日々を送ったそうだが、その孤児院にボランティアとして来ていたフローラ・ジャスミン(養母)さんが、サヘルさんを養女として迎え入れてくれたのだそうだ。

戦争が齎した悲劇はあまりにも悲しく惨い、その罪は実に重い。
家族を失い、貧困に追いやられ、どん底に喘ぎ、失望感のなかを彷徨いながらも辛うじて息をしている。そんな悲しい現実を目の当たりにするにつけ、涙腺の崩壊を余儀なくされた。

「何が何でも絶対に戦争をやってはいけない」と改めて思わされる番組だった。
ただこの現実を、多くの人たちの目に触れさせ、共有する為にはマスコミの役割は重要であり実に大きい。

Youtubeしかり、放送媒体の有効的活用が必要不可欠である。
お笑いやバラエティー番組も確かに必要だが、生きる上で本当に必要な番組を、民間の放送局にも是非とも制作していただきたい。
その為には、スポンサーとなる、奉仕の心や社会貢献への理解を深める企業の協力が必要不可欠である。
そのことによって救われる命が間違いなく増えるのは確かであり、企業の持つ本来の社会的意義、社会的責任を果たすことにも繋がるのではないだろうか。


 
   
   

「見返りを求めない優しさを日本人は持っている」とサヘルさんが日本人に対する思いを述べていた。



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