世に問う!言わずにはいられない
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89.遺恨を残さぬように!  2010年8月24日
来月に控えた民主党の代表選挙に向けて、クリーンなイメージが大事であると潔癖な代表を選ぶべきとする者。或いは、次期衆院選を睨み、多少強引でも与党を死守する為には強力な実力者が必要だとする者。
何れにせよ先の参院選での敗北を受けての結果だが、誰が勝とうと負けようと、後々まで尾を引かず、遺恨を残さない選挙であって欲しいものだ。
個人の私的感情により、我々国民の生活が翻弄されるのはまっぴら御免である。

つい2日程前、地元である岩手県平泉町の町長選挙が、投票率約80%の中行われた。
80票足らずの僅差を持って新人の菅原氏が新町長となり、町を二分した結果となったが、来年2度目のチャレンジとなる世界遺産登録に向けて、分裂し、足並みが崩れるようであってはならない。

敗れはしたものの高橋前町長、新しく当選した菅原氏に至っても、両氏共に甲乙つけ難い素晴らしい人格者である。「出来ることなら競って欲しくない」というのが、有権者にとっての大方の意見ではなかっただろうか。

その経緯やあらましを解説した新聞記事を紹介したい。
平泉町民は今年4年間の町のリーダーに新人の菅原氏を選択した。
13年ぶりの選挙戦で有権者の関心を集めたが、政策上での明確な争点に乏しく「町政の刷新か継続か」が大きな焦点となった。
菅原氏は「このままでは平泉が市町村間競争に取り残される」との危機感から「スピード感と行動力で新しい風を起こそう」と訴え、町政刷新の期待に大きなうねりを起こした。
対する高橋氏は行財政の効率化を図るなど、1期4年の実績と「自立志向」を核とする町政の継続を訴え、「失政が無い」との評価も得ていた。しかし、世代交代をアピールした菅原氏の勢いに押され、強固な支援組織に支えられながらも力及ばなかった。
町政には、「平泉の文化遺産」の世界遺産登録実現や道の駅構想、行財政改革、通過型から滞在型観光への転換など課題が山積している。
とりわけ「平泉の文化遺産」の世界遺産登録の可否が2011年7月に決定することが見込まれる中、「浄土」をキーワードとする文化遺産の町が、町長選を機に二分されるようなことになってはならない。
初当選を果たした菅原氏には、何よりも町民が心を一つにして未来に前進するかじ取りが求められる。

                       “町民「心一つ」のかじ取りを”  (岩手日日新聞社 2010年8月23日 平泉支局・千田昭彦)


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