世に問う!言わずにはいられない
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 101.ジェントルマンの国とは 2011年1月22日
ジェントルマン(Gentleman) とは、上品でしかも教養があり礼儀正しい男性の事をいい、語源は英国における歴史的社会階層である「ジェントリ」に由来すると辞書に載っている。
その辞書を引くまでもなく、英国に対するイメージといえば、ビシッと決めたシワ一つないブランド物のスーツやワイシャツに身を包み、「紳士・淑女の国」というイメージをついつい思い浮かべるのは私だけではないだろう。

一般的に「常識的な国民がいるイメージ」として受け取られていると言っても過言ではないのではないだろうか。
しかしながら、それは間違いであったという事に初めて気がついた事に、今更ながら忸怩たる思いを抱いたのだった。

というのも、英国BBCの人気コメディー番組「QI」の一部、クイズ形式の放送の中で、去年(2010年)1月に93歳で他界された広島と長崎の2度に渡 る被爆者である山口彊さんが、「世界一運の悪い男」として採り上げられ、スタジオからは大きな笑いが漏れていたとの事だった。


勿論、その番組を視聴していた日本人が日本大使館に問い合わせ、大使館ではその真相を確認しBBC側に抗議したとの事だった。
「他人(ひと)の不幸は蜜の味」と他人の不幸を喜ぶ感情や妬みは、現代人の誰もが持つ普遍的な感情だと脳科学的に実証されたのはつい最近の事だが、この事 自体、非道徳な感情である事は周知の事実、言うに及ばない基本的常識であろう。

しかしながら人間には、人として存在する上で本来的に備わるとされる知的能力の一つである「理性」が本能的に働き、すぐさま否定や打ち消しをする事が、脳の中で瞬時に求める事が本来あるべき人間としてのあり方だろう。
それが出来ないとなれば猿と一緒である。

たまたまあの番組の出演者は、理性のない人達であったと言わざるを得ないが、これによって少なくとも日本に於いては、「英国民全体がそうかと」思った事は否めない事実である。
日本国内では、政局が安定せず何かと心もとない現状だが、タイガーマスクこと伊達直人氏の心温まる善の心や、真心のこもった奉仕の精神によって、我々日本 国民の心や身体もポカポカと温まっていただけに、氷の入った冷たいバケツの水を、西の空からザブっと掛けられた思いがする。

今後は、今迄慣れ親しんだブリティッシュスタイルを諦め、古式ゆかしく、和服で身を包みながら街中を闊歩してみようかと、真剣に考えさせられた出来事だった。


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