世に問う!言わずにはいられない |
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何かと住み難い、住み辛い世の中になってきている様に思える昨今、私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。人それぞれ意見や考えも違いますが、「こういう考え方もあるんだな〜」と、ご理解頂ければ幸いです。 |
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121.高田の松 2011年8月20日 |
ことの発端は、京都の大文字焼きでの「高田の松」の受け入れ拒否であった。
そもそも、東日本大地震の大津波により、名勝「高田松原」が1本の松を残して根こそぎ薙倒され、その倒された松の木を、被災され津波の犠牲となった御霊(みたま)の供養の為に、本来怨念を取り払い魂魄を慰霊する行事である京都五山の送り火に於いて、
護摩木として燃やされ、犠牲者の慰霊や復興祈願を期して持ち込まれた高田の松の木が、放射能汚染による問題の末に結局受け入れられなかった事に端を発し、箱根強羅夏まつりの大文字焼きや、或いは千葉県成田市にある成田山新勝寺での「おたき上げ」にまで、その風評被害が広がっていった。
「取り寄せた薪の表皮部分から、1キロあたり1130Bqの放射性セシウムが検出された」と具体的な数字で示されたとしても、度重なる不確実で信憑性のない情報発信に翻弄され、騙され続けてきた一般の市民に罪はなく、またその意識に対して、問題にすべきではないのではないだろうか。
今回の問題で一番危惧する事は、何といってもこの対立する相互の感情や、無知蒙昧な差別的偏見が続く事である。更には、今回の問題を引き起こした最大の原因ともいえる放射能、つまりは原発の有無について、徹底的に議論し見直すべき時ではないだろうか。
自然と共に生き、自然の恩恵を受けながら歩む事が尊いと感じるのならば、先をしっかりと見据えた、決して我欲にとらわれる事のない議論であってもらいたい。 |
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