世に問う!言わずにはいられない
何かと住み難い、住み辛い世の中になってきているように思える昨今、右にも左にも決して属することなく、中立・中道をよしとして、敢えていうならば弱者の味方に立って私なりの提言や言いたい事を投稿するサイトです。
人それぞれ意見や考え方も違いますが、「こんな考え方もあるんだな〜」と、ご理解頂ければ幸いです。
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167.地域でエネルギーを! 2013年11月25日
福島第一原発4号機の使用済み核燃料の取り出しがついに始まった。約100メートル離れた共用プール建屋への移送である。
1500体以上もの核燃料の移送が完了するのは、順調にいって来年(2014年)の末になるとのことだ。
プール内には未だに瓦礫が散乱しており、非常に危険な状態での運搬作業が続くことになる。
専門家の話によると、水素爆発で建屋に致命的な損傷を受けた状態でのプールの中には、チェルノブイリの10倍以上、広島原爆で放出された5000倍以上のセシウムが含まれており、震災後のメルトダウンで漏れ出したセシウムの約10倍の量が、何らかの事故があった場合、大気中に一気に放出される危険性があると指摘している。

もしそうなったらとんでもない事態になる。日本はおろか北半球全体に汚染が拡がる大惨事となる。
原発にはそれなりにメリットもあろうが、あれほど危険で厄介なものはない。
なにしろ最終処分施設や処分方法が未だに確立されていないのが現状だ。
これらの問題が明確にされない限り、決して再稼働や、ましてや新設などはもってのほかだ。

当「世に問う」の164.原発ゼロ『過ちては改むるに憚ること勿れ』でも取り上げた小泉元総理の「原発ゼロ」発言たが、政治がゼロの決断をすることにより、「誰か知恵を出すひとがいる」との小泉発言に対し、それは無責任だとの批判の声もあるが、その知恵ある人のひとりに、神奈川県小田原市で創業150年の老舗蒲鉾店「かまぼこの鈴廣」の副社長がいる。
「地域でエネルギーを自給する動きを進め、仲間を増やそう」と呼びかけている。今のところ会員は全国で300人程だとのことだ。


その他の再生可能エネルギーの動画(資源エネルギー庁)

原発の廃止どころか、新たな原発の建設を匂わせる政府の不節操さを尻目に、こういった健全でまともな企業経営者らがいるということは、非常に有難くもあり頼もしくもある。健全なる日本の再構築への希望が、少しばかり見えてきたようにも感じる。
過去の投稿でも述べたが、我々一般の消費者もこういった賢者、良い会社を応援し支える必要があるのではないだろうか。
原発などの安い電気料(実際は高いが)による低価格の物品を購入したいというのは、いち消費者としてやまやまだが、先ずはそれらの賢明な企業や人が作った食品や製品を、優先的に消費するなどの気配りや気概が我々一般消費者には必要だといえるのではないだろうか。

こんな事を言えば、「商売人だから打算で言ってんじゃねぇ〜のか」と言葉を返されそうだが、勿論そんなことは無いと私は信じているし、もし仮にそうであったとしても、「やろうとしている事はまさに正しい」と、私は確信している。
そんな意味からも、マスコミはもっと積極的にこれらの企業名を報じてほしい。スポンサーの肩を持つだけではなくて・・・。 


余談、
東電と三菱重工業などが組んで、最新鋭の石炭火力発電所を福島県内に建設する計画を進めているとのことだ。
石炭をガス化し、それをガスタービンによって発電させ、また廃熱を利用して蒸気を発生させ、蒸気タービンでも発電するといった複合システムだとのこと。従来の石炭火力に比べて約2割程度発電効率が向上するとのことだ。
さりとて、このようなCO2大量放出技術では、環境問題からいってまた考えものだ。「CO2排出量を1990年比で25%削減」との公約から一変して「3%増」との発表により、世界から顰蹙を買っている最中だというのに・・・。



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